新型MacBookの話
さて、今日は新型MacBookの話です。
3月9日のappleのイベント「Spring Forward」にてAppleWatchとともに発表された新型です。12インチにRetinaディスプレイ、そしてなんといっても驚愕の薄さね。
たったの13.1㎜。これは本当にすごい。ヨドバシカメラの店員さん曰く「ノートブックっていうよりかは、タブレットとノートパソコンの中間みたい」とのこと。
ただ気になることがいくつか。箇条書きにしときます。
- 新規格 USB-Cの存在
新たなMacBookには新たな新規格の端子、USB-Cが一つだけ。
従来、動画転送や充電、USBメモリの読み込み等はそれぞれ違う端子でケーブルを繋げることが必須でした。これによりいろんなケーブル数本がPCに繋がったままなんてことも少なくなかったわけです。他にもメリットは盛りだくさん。以下を参照!
- アップルのLightningケーブルと同様に、裏も表もありません。逆差ししたと思って裏返したらやっぱりそっちが逆という、あのコントから解放されます。
- データ転送速度が最大10Gbpsになります。USB 3.0では最大5Gbpsだったのでその倍になり、その分データを移動するときの待ち時間が短くなります。
- 動画も転送できます。だからDisplayPortとかHDMIみたいな動画専用ポートのことはもう(いつかは)忘れて大丈夫です。それも両方向で可能、つまり動画を電話からPCへ、PCから電話へ、またはTVやタブレットへと転送できるんです。
- 電力も送れます。Type-Cケーブルをつなぐコンセント次第で、最大100ワットの給電ができます。つまり、フルサイズのラップトップだって十分充電できます。
- 他のあらゆるUSB規格と同様、Type-Cもオープン標準です。ひとつの企業やガジェットのラインで限定的に使われるものではありません。
- Type-Cには後方互換性があります。だから(アダプタがあれば)既存の古いポートにもつなげられます。
- 小さいです。だからラップトップもより薄くでき、電話やタブレットにもポートを付けてもかさばりません。
GIZMODE「USB Type-Cって? 規格にこれほど興奮できるとは」より
- USB-Cの弱点
まあこれはお分かりかと思うんですけど、時代の先端を行き過ぎて、対応してる商品が少なすぎるってところです。ただこれに関して、AppleはUSB-Cに関する認証ロックを一切しない方針、とニュース出ているので、他社のガジェットでUSB-C関連商品が今後たくさん出ることは予想できます。というか時間の問題ですね。
- CPUがまさかのCoreM。。
ちなみにCPUをパワー強い順に並べるととこんな感じになります。
Core i5>Core i3>Pentium>Core M>Celeron>ATOM
MBAとMBPはcore i5 もしくはcore i7でカスタマイズ可能です。
つまり現行のMBAやMBPのCPUより大幅に性能は劣る可能性があるということです。まあネットサーフィン、テキスト編集中心の使い方しかしなければ、そんなに変わることもないですが、動画編集とか、3Dオンラインゲームぐりぐりやるとか、そういったものには明らかに劣ったスペックなわけです。このCoreMによってファンレス(ウイーンってうるさい音がしない)なわけなので、ユーザーの好みがかなり別れそうです。
価格帯も14万8800円~と少々高め。この点も新規ユーザーを悩ませるかもしれません。
いずれにせよ、いろんな意味で注目の新型MacBook。僕は4月10日の発売を待って、まずは実機を触ってこようかと思ってます。楽しみー!!